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〜つなごう心 深めよう理解 ともに歩もう この一歩から〜

ご挨拶GREETING

第13回栃木市障害者週間記念講演会
障害のある人の「住まい」を考える〜親なき後も見据えて〜




一般社団法人栃木県手をつなぐ育成会 会長 小島 幸子
 いつも栃木県の育成会を応援していただきありがとうございます。

今回は、過日開催された栃木市での講演会で私がお話したことをご紹介します。
基調講演は、全国手をつなぐ育成会連合会の又村あおい常務理事でした。

国連の障害者権利条約総括所見のことや本人の意思決定支援の推進などのお話で、本人の意思を尊重した住まいの場を求めていくという国の方向性はわかった。しかし今現在、入所施設で暮らしている人たちの親は「やっと入ったのだからここで出されたら困る」と願っている人が多いのではないではないか?障害のある人が高齢者になる頃は、私たち親は、この星にさよならをしている。千の風になって子どもの暮らしぶりを見ている。バリアフリーの建物にいて、出来たら楽しそうな表情をしていて欲しいな。私たち親が、元気なうちに入所施設に安心してすべてを託したい。(地域のサービスが不足しているから入所施設というあんしんの保険はいつまでも消えない)きょうだいがいるけれど、きょうだいにはきょうだいの人生を歩んで欲しい。負担は、かけたくはない。

 一方で「うちの子は重度だから、何もわからないから」という理由で本人に選択する機会を示していないかもしれない。身近な場面から本人に選ぶ練習をしてもらう。本人の意思決支援は、親だけなく本人を良く知る人たちのチームで行う。外で、親には見せない表情をすることだってある。このことを心掛けていこう。

 先進的な取り組みの地域に引っ越すことは難しいのだから(笑)今いる場所でその人らしく暮らしていけるようにみんなで考えて実行していきましょう。

このようなことをお話させていただきました。これからも行政、育成会、地域の方々 などと応援団を増やして活動していきたいです。よろしくお願いいたします。

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